「国債はいくらでも発行出来る」はトンデモ論

ついに僕のツイッターの投稿にも「政府の債務は国民の財産」とか言ってる人からリプがきました。

 

残念な事にネット上には「国債はいくらでも発行出来る」とか「まだまだ国債発行しても大丈夫だからもっと国債発行」みたいな財政規律を無視した事を言う人(通称「反緊縮」界隈)が結構いるんですよね。

 

そういうトンデモな主張が広がっていくのは危険な事だと思います。

 

仮に国債がいくらでも発行出来たとしても国債を発行しすぎるとインフレで苦しむ事になるからです。

 

更に、もしコントロール不可能なインフレが進んだら一部の資産家以外は生活が破綻してしまいます。

 

そうならない為には政府が財政規律を守る事が重要です。

 

日本は既にGDP比で約260%の債務があるのでこれ以上の国債発行は極力やめるべきです。

(災害やパンデミックのような緊急事態なら仕方ないですが)

 

 

僕の知る限り「反緊縮」を主張する人達には消費税廃止を主張する方が多いのですが、インフレで苦しむぐらいなら消費税を払った方がマシです。

反緊縮界隈、やたらと消費税を敵視する人が多いですが、僕は社会保障の財源としての消費税は意味があると思います。

税金を取られても政府がしっかりサービスを提供していれば何の問題もありません。

 

僕は消費税を筆頭とする税金が高くても政府のサービスも充実している高負担高福祉社会(大きな政府)が理想です。

 

そういう高負担高福祉社会を作っていく上でも「国債はいくらでも発行出来る」等のトンデモ論が広がるのはマイナスでしかありません。

(騙された人にとっては『低負担高福祉』が可能であるかのような幻想を抱かせてしまうから『高負担高福祉』を主張する政治家は支持されにくくなってしまう)

 

 

国債はいくらでも発行出来る」等のトンデモ論がこれ以上広まらない事を願いたいです。